ビジネスプランコンテスト「アントレプレナーチャレンジ」を実施
2月28日、第2回ビジネスプランコンテスト「アントレプレナーチャレンジ」を実施しました。本選では、1次審査で選抜された12チームの学部生から大学院生までが事業プランを発表しました。最優秀賞である学長賞は劉娉さん(事業プラン名:ナノポアを用いた疾患早期診断支援サービスの開発、所属:生物システム応用科学府食料エネルギーシステム科学専攻博士後期課程3年?卓越大学院プログラム生)で、ナノポアセンシング技術を用いた特定疾患罹患のリスク診断に関する研究成果をもとに動物の癌疾患をはじめとする疾病の早期発見を可能とする事業プランを発表しました。仮説検証費100万円を勝ち取り、今後の事業化が期待されます。
また、後援機関独自の審査により3社から企業賞が授与されました。日清紡シンガポール株式会社より、三沢一浩さん(事業プラン名:耕作放棄地で営農型太陽光発電とスマート農業を連携させる2階建て事業モデル、工学府産業技術専攻博士前期課程1年)の、耕作放棄地に営農型太陽光発電設備を施工し、再生可能エネルギーで発電を行うと共に農業生産を行う事業プランが選ばれ、スタートアップ支援費用30万円が授与されました。株式会社INDEE Japanより、Aissatou MBOUPさん(事業プラン名:日の実221、生物システム応用科学府食料エネルギーシステム専攻博士後期課程2年?卓越大学院プログラム生)の、太陽熱集光装置による温水/冷却システムの技術を持つ農産物加工工場を農地の近くに設置することで、途上国のインフラ問題で発生する食料ロスを最小に抑える事業が選ばれ、アマゾンギフト券とアクセラレーションプログラム参加権が授与されました。スターインベンション株式会社より、池本菜々子さん(事業プラン名:発達障害を武器に!~発達障害者の生きづらさを軽減し得意を伸ばす人材育成アプリケーション?サービスの提案~、工学部知能情報システム工学科2年)の、苦手にとらわれず胸を張って生きられる社会を目指す発達障害者支援のアプリ開発が選ばれ、学外ピッチコンテスト入賞を目指した指導が受けられる権利が授与されました。
第3回は2023年秋に公募開始予定です。本学の教職員、学部生から大学院生まで、ぜひ社会価値の創造にチャレンジしていただきたいと思います。