(教員向け)SIRIUS-LMSの全体像
はじめに
2004年、Erik Stoltermanによって「人間の生活のあらゆる側面において、デジタル技術が引き起こす、あるいは影響を及ぼす変化のこと」 としてDX(Digital Transformation)という概念が発表されて以降、今日の私たちの社会は、DXが進展し、既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらしつつあります。
大学教育においてもDXが進みつつあり、文部科学省では、「デジタルを活用した大学?高専教育高度化プラン」 を発表し、「学修者本位の教育の実現」「学びの質の向上」に資するためのDXに関する取り組みを積極的に支援しています。
こうした中、本学でも「学生にとっての教育サービス向上」を目的とし、今回、教育にかかるシステムを全面入れ替えすることとなりました。
本ページでは、本学における教育システムの全体像についてご説明いたします。
SIRIUSの全体像
- SIRIUSは、①学務システム(商品名: CampusSquare)と、②LMS(商品名:Sakai)の総称です
- 最大の特長は、①学務システムで管理しているカリキュラムやシラバス、学生の履修情報、成績データが、②LMSとデータ連携している点です。
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1-①学務システム
- 学務システムとは、カリキュラムやシラバス等に関するデータおよび学生の履修状況や成績などを管理するシステムのことです。
- 旧システムでいうSPICAに該当します。新システムでは、日鉄ソリューションズの「CampusSquare」を採用しています。本システムでは主に次の機能を備えています。
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1-②LMS
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LMSとは、Learning Management Systemの略で、学習管理システムのことです。
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旧システムでいうMoodle、GoogleClassroomの位置づけです。つまり、教材管理、課題の提示、グループディスカッション等、各授業時の学生の学びを支援するためのシステムです。
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【参考資料:LMS(Sakai)】
今回、本学では「Sakai」というオープンソースの教育用ソフトウェアプラットフォーム採用しました。Sakaiは主にアメリカの大学(ミシガン大学、スタンフォード大学、ケンブリッジ大学等)が中心に開発に関わり、今日では、世界で100以上の大学が採用しています。
日本では、京都大学、大阪大学、名古屋大学、熊本大学、法政大学等が採用しており、利用大学間のコミュニティが構築されています。
Sakaiは発展的に使えるため、柔軟性が高く、自由にカスタマイズができるのが特長です。
2.LMS活用のメリット
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- 担当科目毎に、履修者名簿が自動的に連携されます。
- シラバスの「授業計画」の内容が、「レッスン」に反映されます。
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- クラウドの共有フォルダと同じように教材を管理できます。
- 学生も同様にいつでもアクセスできるため、復習がしやすくなります。
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- 課題については、○×問題、複数選択問題、記述問題等、あらゆる出題形式の課題も対応可能です。
- 例えば、○×問題、複数選択問題など、既に正解があるものは、設計時に正解を設定しておくことで自動採点が可能です。
- 担当科目毎に課題一覧が表示され、締め切り、提出されている人数等を確認できます。
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- 学生は、SIRIUSの「スケジュール管理」に履修中の科目の情報が反映されます。
- 日々、履修科目の状況をリアルタイムで確認できます。
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- 学生は、本日の授業一覧も表示することができ、そこからLMSにダイレクトに飛ぶことができます。
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- 学生は、SIRIUSの「課題一覧」から、現在、履修中の科目の課題内容、締め切り等を一覧で確認することができます。そのため、学習計画が立てやすくなります。
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